キラキラなんかじゃいられない

できるだけ丁寧に、ときに雑に生きるブログ。

季節の手仕事 秋編 いくらの醤油漬け

いくらはお好きですか?

私は正直そんなに好きではありません。

 

いくらご飯にしていくらをたっぷり食べたい!というほどいくらが好きなわけではなく、

実家がそうであったように、よくやる手巻き寿司の時などに冷凍庫から自家製いくらの醤油漬けを解凍して食べたいくらい。

 

そのために秋になるとスーパーや魚屋さんをこまめに覗き、

いくら(腹子)の値段をチェックします。

 

私の住む地域では、大体500円/100gを切ったら買い時。

 

いつもはよく行く魚屋さんで買うのだけど、

先日最寄りのスーパーでお安く買えたので買ってきたのがこちら。

 

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こちらは閉店間際だったので400円/100gで購入できました。

いつも魚屋さんで買うのは、もちろん鮮度がいいというのもあるけど、

一番はほぐしてくれるから。

 

上のような写真の状態で買ってくると、まず筋があるのでそれを取らなければなりません。

でも、ほとんどの魚屋さんでは粒だけの状態にしてくれます!

それをほぐしと呼ぶ。

 

出来るだけ生臭いものに触りたくない私は、ほとんどの場合ほぐしてもらえるところで買います。

仕事帰りとかだとほぐすのめんどくさいし。

 

でも、この日はほぐしてもらえないスーパーだったのでかなり悩みましたが、

そろそろいくらの皮も固くなるかなあ、安いし粒も大きいしなあ・・・と購入することに。

 

基本的に、出始めの頃は粒が小さく、かつ皮もかなり柔らかいです。

なのでほぐす難易度がかなり高い。

旬の終わりの頃になると粒は大きくなりますが皮がかなり固くなり、歯ざわりが悪くなります。

口に入れていくらの粒がなかなか割れない感じ。

 

この日はほぐすところから始まります。

手順は以下。

 

①給湯器の温度を50度にして、適当に塩を入れてボウルにお湯をためる。

 そこに買ってきたいくらを入れ、筋と粒をしごき分ける。

 この時、そんなに簡単には粒は割れないのでざっくり進めて大丈夫です。

② 粒と筋に分かれたら、ぬるま湯を捨てる。

 再度50度のお湯に少し塩を足し、ボウルの中をくるくるかき混ぜる。

 まだお湯がボウルの中で回っている状態で粒がこぼれないように表面のお湯を捨てる。

 こうすると粒だけ残り、浮いてきた余分な皮や筋を捨てることができます。

 これを3回くらい繰り返し、ぱっと見綺麗な粒しか残らなくなったらゆすぎは終了。

③ざるにあげ、好きな味に浸けます。

 私はいつも↓の味付けにすることが多いです。

cookpad.com

なぜなら出来上がった味が好みであるのと、アルコールである料理酒やみりんを使わない分、アルコールを飛ばすために火を入れないでいいから。

 

つけ汁に火を入れてしまうと、つけるいくらには火を入れたくないのでつけ汁が冷めるまで待つ必要があります。

 

せっかちな私は待てないので火を入れないレシピにお世話になることが多いです。

 

そして1日寝かすとこんな感じになります。

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こうなったら完成。

私は寄生虫が怖いのでそのまま食べることはほとんどせず、1日以上冷凍したものを食べます。

大抵の場合はアルミカップにスプーン3杯くらい分だけ入れて冷凍。

そうするとちょっとした手巻き寿司やいくら丼にちょうどいい量になります。

 

秋鮭のシーズンの秋だからこそ作れる、いくらの醤油漬け。

とっても簡単なのでオススメです!!